2010年01月30日

パンターvsシャーマン バルジの戦い 1944

パンター戦車とシャーマン戦車は、第2次世界大戦の戦場でいかなる戦闘力を見せつけたのか? 本書は、ドイツ軍がかつての勢いを取り戻そうと躍起になっていた1944年のヨーロッパ北西部の戦場という舞台で重要な役割を担っていた二つの戦車を比較するという魅力的な題材を扱っている。すべての戦車は、装甲、機動性、火力という3つの技術的な基本要素のバランスを考慮して設計されているが、これをふまえ各々の戦車の設計や開発経緯を分析することで、著者スティーヴン・ザロガは、シャーマンよりもパンター戦車の方が明らかに優れた戦車であると結論している。しかし、個別の能力を比較するだけでは、実戦での真の優劣を決めることはできない。どちらが先に敵を発見するか? どちらが先に攻撃するか? 戦術的な状況が戦いにどう作用するかということが重要なのである。本書は、アルデンヌの森の激戦を詳細に眺め、この2つの戦車の成功と失敗の本質を追求している。
posted by 都の御曹司 at 10:05| オスプレイ・イラストレイテッド日本語版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする